心理援助職とその卵の方

心理援助職とその卵さんに必要な聴くチカラ

カウンセリングも 心理療法も
ベースには”聴くチカラ” つまり傾聴力が必要です。
ここでは、心理的援助の段階ごとに必要になる傾聴力についてご紹介します。

カウンセリングの各段階で必要な聴くチカラ

第一段階:信頼関係をつくる

あなたとの一緒にいる空間が
本音を出しても大丈夫な 安全な場だと感じてもらう。
このために必要なのは受容と共感的理解です。

これは聴くチカラ検定では10級のスキルです。

第二段階:クライアントから見た問題を理解し共有する

クライアントの困り感、居心地の悪さを
ご本人が感じている通りにまるごと受けとめ、
「この人はわかってくれているな」と共有の感覚を持ってもらう。
このために必要なのは、大事な部分の要約や感情の聴き分けです。

これは聴くチカラ検定で9、8、7級のスキルです。

第三段階:本当の問題や解決像を一緒に探索する

起こっている現象や主観的にとらえている問題の奥にある
ご本人を苦しめているパターンあるいは強い信念などに
自然に目を向けて、
適応的な新しい考え方を一緒に探せるようになる。
この段階に必要なのは効果的な質問や明確化、
できると尚いいのは問題の構造化です。

これは聴くチカラ検定では4級、3級のスキルです。

すべての段階:目標に合わせてリソースを育てる

適切なタイミングで
クライアントさん本人の持っている”光の部分”に焦点化することで
強みやリソース、意欲を強化していきます。

焦点化は聴くチカラ検定の中では
9級から1級までの各スキルを通してあらゆるレベルで身に着けていきます。

カウンセリングを職業に! 求められる聴くスキルのレベルは?

健康度が高い人とのカウンセリングでは
第二段階までをしっかり行うことで
ご本人が自己解決できることが多いため
EAPなどでカウンセラーとして就職するためには
7級まで(BASICレベル)のスキルが身に着いていることが求められます。

開業でカウンセリングをする場合は
いろいろなケースに対応するためにも
また顧客ニーズにしっかり応えるためにも
常に聴くスキルを磨いていく必要があるのが心理援助職と言えます。

学び続けられる環境を

自己流の聴き方でカウンセリングが苦しくなる、
終わってから「あれでよかったのか…」と引きずってしまうのは
真剣にやっていれば付きものの悩みです。

良心的な価格でずっと仲間と学び続けられる
聴くチカラ研究所のクラスや勉強会にぜひつながってください。

基礎をみっちりやりたい方はBASICクラス
雰囲気を知りたい方やのんびり学びたい方はオープンクラスにどうぞ。

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